ガラスの靴の持ち主が判明してからは事態がとんとん拍子で進んでいきました。
王子○○は改めてイチデレラにプロポーズ。彼女もその申し出を受け入れ、正式な夫婦となったのです。そして雲山と涙の別れを済ませると荷物を持ってイチデレラはお城へと向かっていったのです。
かつてイチデレラが押し込まれていた屋根裏部屋は再びガランとしてしまい、後にはネズミが広すぎる空間でボンヤリと天井を眺めているだけです。
ねずみ(ナズ)「行っちゃったね、イチデレラ。幸せを勝ち取ったのは素直に祝福したいけれど、やっぱり寂しいな」
誰に話しかけるでもなく独り言を口にするネズミ。するとあの一件以来やはり姿を現さなくなったはずの鳩がやって来たのです。
鳩(ビックバイパー)「よう子ネズミちゃん、久しぶりだな。今日何の日か知ってるか? お城で結婚式が開かれるんだ。誰のって……嫌だなぁ、イチデレラちゃんとあの王子様に決まってるじゃないか」
ネズミはそう指摘されると今日は今朝から妙に騒がしかったのに、今ではすっかり静かになっていたことを思い出します。
ねずみ(ナズ)「なるほど、一応は家族だからね。おめかしして結婚式に出席したんだろう」
鳩(ビックバイパー)「そんな崇高な理由じゃないさ。あいつら、あの席で別のイケメン貴族をゲットして玉の輿狙っているに違いないぜ。まあアイツラのことはどうでもいい。俺たちもイチデレラちゃんをお祝いしに行こうよ!」
二人はいそいそとお出かけの準備を始めます。
⇒先に鳩やネズミたちの様子も見る
⇒脇役とかどうでもいいので結婚式のシーンはよ(一部シーンを省略します)
名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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