目立たないようにこっそりと捜索を続ける鳩たち。するとお城の内部、イチデレラたちの真上のバルコニーにモゴモゴとうごめく袋を手にした義母と義姉達がそこにいるではありませんか!
鳩(ビックバイパー)「絶対何か企んでる! でも、もう少し様子を見よう」
こっそりと耳をそばだててみます。
義母「イケメン貴族には相手にされないし、こうなったら腹いせに結婚式をメチャクチャにしてやりましょう」
義姉A(クリスタルコア)「あちこちで捕まえてきた鳥の脚に花火を括り付けて会場に落とすのね」
そう言うと触手を器用に扱い、おそらくお祝いの為の花火をくすねてきたのでしょうか、鳥たちに花火を括り付けていきます。無理矢理取り付けられるので鳥たちは驚いて目を白黒とさせてグルグル回転しながら暴れまわりますが、ガッチリと触手に捕えられて逃げ出すことが出来ません。
囚われの鳥A(斑鳩)「!?!?(ジタバタ)」
囚われの鳥B(銀鶏)「?!?!(ジタバタ)」
そして導火線に点火。発射まであと少し……。
こんな暴挙を許すわけにはいきません。鳩とネズミは彼女達の企みを阻止することにしました。まずは小さい体のネズミがこっそりと花火に近づきますが……。
ねずみ(ナズ)「ダメだ、しっかり監視されていてうかつに近寄れない」
困惑するネズミに鳩は指示を出しました。鳩のおじさんのものとは思えないキリリとした口調です。
鳩(ビックバイパー)「子ネズミちゃん、聞こえるか? こちらはビックバイパー。あまり時間がないのでよく聞いてくれ。
ここから脱出するには君の助けが必要だ。まずはバクテリアンどもを俺が陽動する。その間に子ネズミちゃんは括り付けられた花火を除去しなければならない。
無論、どちらか片方ではだめだ。2人とも成功しない限り、我々に未来はない」
ねずみ(ナズ)「選択の余地はなさそうだな……」
さっそく鳩が目の前に躍り出ます。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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