結婚式の会場は終始祝賀ムードでしたが、この間だけは誰もが静かに、厳かになっていました。そう、神父さんがあの言葉を紡ぐのです。
神父(永琳)「その健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか?」
実質答えは一つだけ。二人とも笑顔で「誓います」と口にすると、大勢の前でその唇を重ね合わせました。
次の瞬間、お城の一部で爆音が響いたと思うと、3機の戦闘機が白い煙を吐きながら整列しつつ飛行しているではありませんか。思わぬサプライズに歓声が巻き起こります。
観客たち「すごい、このタイミングで鳩を飛ばすなんて、演出凝ってるなぁ……」
魔女(白蓮)「あれは……ブルーインパルス。この国も随分派手な催し物を企画するのですねぇ……」
イチデレラの結婚式と聞いてやはり出席していた魔女は空を見上げてフムフムと感心するのでした。ですが、驚いていたのは観客やイチデレラだけではなくて王子本人も例外ではなかったのです。
貴方「あれ、あんな演出は知らないなぁ? 衣玖さんが気を利かせて用意したサプライズかな?」
イチデレラ(一輪)「まあいいではないですか。私たちを心からお祝いしてくれてるってことなんですから」
「そうだね」と笑顔で返す王子○○は再びイチデレラを抱きしめるのでした。
めでたしめでたし
おまけ
あとがき
名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
お気に入り登録
/
登録済み一覧
セーブデータ
新規登録・ログイン・マイページはこちら