都市伝説が飛び交う幻想郷。その力の源となるオカルトボールをめぐる異変が起きていた。
私はその異変の調査をしているうちにある奇妙な噂を耳にすることになる。全部で7つであった筈のオカルトボールがその数を増やしているというものである。そう、幻想郷各地で発生している奇妙な都市伝説の件数と数が合わない。
またあのヒーロー気取りの銀翼が何か面倒なことをやらかしているのかしら? そう思い、紫にも相談してみたが「大したことではないわ」の一点張りで協力してくれそうにない。仕方がないので、私は一人であの銀翼を追いかけることにした。
しかし、私のこの計画は失敗することになる。妖怪の山へ向かう所までは分かったのだが、そこの樹海で完全に見失ってしまったのである。アイツ、足だけは魔理沙並みに速いんだから始末に負えないわ。
そうしているうちに紫の方から私に接触してきたのだ。
紫「異常増殖していたオカルトボールはすべてニセモノ、まがい物よ。守矢神社がオカルトボールの量産化を試みて失敗したようね。アールバイパーがオカルトボール工場を爆破したそうよ。そんな事だろうと思っていたわ」
悔しさのあまり、私は思わず地団太を踏みまくった。まったく、あのいけ好かない変な鳥の妖怪が幻想入りしてから、私自慢の直感が狂うことが多くなった。紫も当初は排除しようとしていたくせに、何だか最近は擁護ばかりしている。面白くない。
紫「霊夢、そんな顔ばかりしていてはせっかくの美人が台無しよ? もっとゆったりと構えなさい」
うるさい。お母さんでもないくせに。
→
名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
お気に入り登録
/
登録済み一覧
セーブデータ
新規登録・ログイン・マイページはこちら