3つのオカルトボールを前に青娥は肘をつきながらじっくりと調べている。
青娥「やはり、このボールだけは幻想郷で作られたものですわね。その目的は……なんて忌々しい!」
ボールのうちの一つに簪を突き刺す。オカルトボールにひびが入り粉々に砕け散ってしまった。
青娥「やはり、幻想郷の物質なら、わたくしを否定するようなこともないわけね。さて、こんな小細工をしたところで運命からは誰も逃げられない。誰も目を逸らせない。ねぇ、そうでしょう?」
一人愉悦に浸る邪悪。そしてそんな彼女を無言で瞬きもせずにじっと見つめ返す大きな影。
青娥「相変わらず愛想が悪いのね。そんな顔ばかりしていては折角のいい男が台無しですわ? まあ賛同しているってことは分かったからいいけれど」
今も無表情な大きな影にもたれかかるように、青娥は人差し指でツンツンとつっつく。
青娥「厄介者二人も消えて、遂に私達の『計画』が最終局面を迎えたのよ。素敵な、素敵な『計画』のね。あっははははは……!」
邪悪は高笑いを続ける。いつまでも、いつまでも。
変革の時は近い……!
そして物語は新章へ……
あとがき
名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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