あの邪悪な本性を隠すようなどこか呑気さを漂わせた風貌、自分は姿を現さずに平気で関係ない人を傷つける卑怯さ、そして硬い大木をいとも簡単にくり抜いたあの能力。アレを見間違うはずない。

○○に並んで一番……いや、弱っちいアイツよりもよっぽど厄介な能力を持っている分、こっちの方がより一層憎たらしい。アイツは、アイツは……!

霊夢「青娥……やっぱり生きていたのね!」

最初は驚きこそしたが、自分でも驚くほど私は青娥が、死んだ筈の青娥が出てくることに対して動揺を感じていなかった。あんな程度でくたばるような女ではない。私の直感がそう告げてきたのだ。

青娥「はて、青娥? 青娥は○○っていう悪い人に原形をとどめないほどに粉々にされて死んじゃいましたよ? 人違いではなくて?」
霊夢「とぼけても無駄よ! どうせあの時だって誰かを身代わりにさせたんでしょ? アンタ、いっぱい持ってるもんね。身代わり人形」

その直後、周囲の地面が小さく盛り上がる。ボコッボコッと土気色の腕が飛び出してきた。おいでなすったな、キョンシー軍団。



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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