霊夢「もうアンタを守るものは何もないわ。そろそろ自分で戦ってはどうかしら?」
何処か含んだような笑みを浮かべながら、ゆったりと構える青娥。まだ何か秘策があるのかしら? ええい構わないわ、こっちから仕掛けてやる!
空を飛んでいた青娥目がけて鋭い針を撃ち出し、さらにアミュレットを投げつけつつ上昇。奴を地面へと追い込む。
霊夢「陰陽玉を喰らえ!」
身動きが取れなくなったところを不規則に反射する陰陽玉をぶつけに行く。左右から迫る陰陽玉にぶつかりフラつく青娥、その目の前にひときわ大きな陰陽玉が迫りゆく。よしっ、このままではかわしきれない筈よ!
そんな青娥はというと、なんと簪を突き出し、陰陽玉に穴を開けてやり過ごしていたのだ。へぇ、そうやって切り抜けたのね。でも……そんなの予測済みよ。
青娥「陰陽玉の後ろには霊夢の脚っ!?」
そう、私はあらかじめ飛び蹴りを放っていた。陰陽玉はそんな私の動きを見せないようにする目隠しの役割をしていただけなのだ。
脚が青娥の腹を捉えると、そのまま御幣を振り回しつつ近接攻撃を仕掛けていく。最後に妖怪バスターを突き刺すように発射し、宙返りしながら青娥を蹴り上げる。サマーソルトキックというやつだ。
青娥「がはぁっ!?」
勢いよく空中に浮きあがった青娥にスペルカードを掲げる。これでトドメっ!
霊夢「霊符『夢想封印』」
七色の光弾が私の周囲に発生したかと思うと、それは一直線に青娥に迫っていく。元々標的を追いかける上に今は身動きの取れていない状態。もちろん威力は保証済み。これで決まった……!
青娥「(ニヤリ)」
なんだ? あの不気味な笑みは? その直後、青娥に薄い青色のバリアが展開される。七色の光弾はそれに阻まれて消えて……いや、消えていない! まるで反射でもしたかのように今度は私目がけて飛んできたのだ。
霊夢「悪あがきを……。自分の技なんだからその特徴や弱点くらいわかっている!」
今の夢想封印は私が標的。だが、もしも私が青娥を盾にしたら? あの妙なバリアだって永遠に出せるとは考えにくい。まずはギリギリで避けて、青娥をふん捕まえる!
一つ二つ三つ……。よしっ順調にかわしている。四つ五つ六つ……そして七つ。これで全て回避したわ。再び私を狙う前に青娥をとっ捕まえれば……
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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