あるのかないのか分からない書籍の情報よりも、やはり生の情報の方が信憑性が高い。俺はそう判断し、わかさぎ姫の提示した取引に応じることにした。
彼女と弾幕決闘をし、勝てばオカルトボール(と思われる紫色の玉)の情報を得られ、負ければ俺の持ってるオカルトボールを奪われた上にボール集めの手伝いをさせられる。
考えてみれば意外と俺にとっても旨みのある話であるのだ。たとえここで敗れてもオカルトボールに関する調査を続けることが出来るのだから。まあもちろんむざむざ負けるつもりなど毛頭ない。
貴方「では、勝ってその情報をいただこう。正々堂々と勝負だ!」
WARNING!!
A HUGE BATTLE SHIP
WAKASAGI HIME
IS APPROACHING FAST
表♪「
オカルトアラカルト(from『東方深秘録』)
」
裏♪「
Boss Scene 1(from『ダライアス』キングフォスル戦)
」
敵意を持った存在の接近を知らせるアラートが鳴り響く。普段は大人しい妖怪と言え理不尽な暴力に晒された上にせっかくの宝物を奪われた悔しさは並大抵のものではない。こちらも本気でかからないと怪我をしてしまうだろう。
まずは相手の出方をうかがう。なるほど、下半身が魚類なだけあって、水中を泳ぐ速度は目を見張るものがある。だが、所詮は人魚だ。こちらに接近できていない。ふむ、いつもの弾幕ごっこではあまり役に立たないアレが有効と見た。
貴方「バーティカルマイン!」
そう、空対地兵器である。オプションを総動員して縦長の爆風を当てに行く。いくら水中ではすばやくてもこれだけの物量の爆弾は避け切れるまい。
白蓮「あっ、水底へと逃げていきました!」
むぅ、これでは爆風も届かない。こうなればリフレックスリングで引きずり出すしかないのだが、思いのほか湖は深く水上では届かない。仕方がない。彼女を追って水中へ潜り込もう。アールバイパーは水中でも問題なく運用可能。意を決して俺は冷たい水底へ飛び込んだ。
→
名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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