満月をバックに急接近した何者かに頭突きをされて撃ち落とされるこころ。当然オカルトボールもその頭突きをした彼女へ所有権が移る。その大きな2本の角を掲げてこちらを威嚇しているようだ。こいつ、もしかしなくても……
貴方「慧音先生!?」
満月を受けてワーハクタクの姿になった慧音先生が目の前に現れたのだ。普段なら話が分かる良識的な彼女であるが、この姿の場合はより好戦的になっている。厄介なのに出くわしてしまった……。
慧音「妹紅が奇妙な紫色のボールを集めていると聞いたんだが、妹紅の他にもそれでそのボールの取り合いをしている輩がいるようだ。だけどこの人里で迷惑行為をやらかす輩が後を絶たなくてな。成敗しているうちに2つもボールが集まってしまった。確か他にも皿を投げつけて後片付けもしない奴をとっちめた時にボールが手元にやってきたな」
眼下をよく見ると泣きべそかきながら割れた皿の掃除をしている布都の姿が見えた。
貴方「そのボールは俺も集めている。どこかへ消えてしまった俺達の仲間を救出するんだ」
何とか譲ってもらえるように交渉をするが、恐らくは徒労に終わる。この状態の慧音先生に話が通じるとは思えないし、そもそもオカルトボールのやり取りは戦闘を行わないことには成り立たないのだから。
慧音「どうやらこのボールを集めると願いがかなうだとかいう噂も流れている。だが妹紅曰くそんな夢にあふれたものではなくもっと危険なシロモノだという。誰を何から助けたいと願うのかは分からないが、君を危ない目に遭わせるわけにはいかない。悪いが君が持っているものもこちらで回収させてもらうぞ」
やはりこうなってしまうか。いいだろう、かかってこい!
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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