次の行き先は守矢神社に決めた。オカルトボールの反応は遥か天空の白玉楼や地底でも見られたからだ。守矢神社ならばその後どちらに向かうにしても経由するので、まずはそこの調査から行うことにしたのである。
未だに闇に包まれた人里を急速に離れ、月明かりにわずかに照らされる大きな山へと進路を取った。
白蓮「当然と言っては当然ですが、何にも見えませんね」
夜の幻想郷の光源といえば星々の弱弱しい灯りと、太陽の光を反射する月の光のみである。今宵は満月とはいえその光の強さは太陽に遠く及ばない。
貴方「他に灯りといえば弾幕とかふよふよ飛んでるUFOとか……」
白蓮「ああっ、なるほど。弾幕ですね。特にUFOなんかは赤青緑と激しく輝いて……って○○さんっ!」
迂闊であった。白蓮と言葉を交わしているうちに俺達は無数の光るUFOに取り囲まれてしまっていたのだ。
表♪「
妖怪裏参道(from『東方神霊廟』)
」
裏♪「
Invader GIRL!(from『SPACE INVADERS EXTREME 2』)
」
白蓮「こんな事するのは、もしかしなくても……ぬえですね」
貴方「恐らく暴れている動機はさっきのお面の妖怪と一緒だろう。都市伝説が広まるなかでより効率的に人間を脅かすことが出来るってね」
俺はギンと前方を睨み付ける。妖怪の山の麓、奇妙な左右非対称の羽を生やした妖怪が多数のUFOを引き連れていた。
白蓮「あの……出来ればでいいんですが、うちの子なのでなるべく危害を加えないで無力化出来ないでしょうか?」
ふむ、ではオカルト技を試してみるか。いい具合に相手もUFOにインベーダーだし。
→
名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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