俺は白蓮さんが釜茹でにされるのを何としても止めなくてはならない。その為にはどうするべきか。
今の状態でむやみに手を出すのは危険だ。少しでも狙いが外れればマミゾウだけでなく、彼女が握っているロープにも攻撃しかねない。そんなことをしては宙吊りになった白蓮さんが釜茹でにされてしまう。
マミゾウ「ほれほれ、怖気づいたかの○○? ここじゃぞ、こ・こ!」
なかなか攻勢に転じない俺にマミゾウは挑発をし始めた。だが、それに乗る俺ではない。もっと大きな隙を晒す時が来る。その時を狙って一気に接近して白蓮さんを救出する。今は我慢だ……。
そうやって睨み合うこと数分……。
マミゾウ「さてはワシが本当にロープを切るわけがないと高をくくっているようじゃの。じゃが、ワシは……本気じゃぞ」
最後に暗くドスのきいた声に変わると、マミゾウは大きな鋏でロープを切り始めた。今だっ! アールバイパーを一気に加速させる。グンとGが前方にかかり、俺は顔を歪ませる。だが停滞は許されない。
貴方「びゃくれぇーーーんっ!」
今まさに自由落下を始めた彼女の名を叫び、大釜へ突っ込んでいく。
マミゾウ「さすがに速いのぉ。じゃが、いささか距離が離れすぎていたようじゃな。このままの速度では間に合わぬぞ? くくく……いよいよババア汁が完成するぞい」
マミゾウが言う通り、限界までリフレックスリングを伸ばすも、白蓮にはわずかに及ばない。くそっ、あと少しだというのに……。俺はあと少しの所で白蓮さんを助けられないっ!
貴方「ちくしょう、ちくしょー!」
マミゾウ「泣けっ、わめけっ! 今のお主にはそれしか出来ぬのじゃからな。ほっほっほっほ……」
今まさに白蓮さんが大釜に落ちる……。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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