レイディアントソードとマミゾウがぶつかり合った刹那、周囲の空気が震え、そして「見えない筈の風景」が一瞬だけ写り込んだのだ。
空高くそびえ、所々から白い光が漏れ出ている黒い鉄柱。それがいたるところに立ち並んでいるのだ。俺はこの鉄柱の正体を知っている。「高層ビル」だ。幻想郷に高層ビルなんてものは存在しない筈。つまりこれは外の世界の風景……?
貴方「くそっ、お得意の化け術の一つかっ? そんな外界のビジョンで俺の精神を惑わそうったってそうはいかないぜ!」
吹き飛ばされながら距離を取るマミゾウに更なる追撃をかけんと、今度はショットガンを装備して距離を詰める。
マミゾウ「お主、外の世界を見たというのか? なんということじゃ、すでに結界の崩壊が始まっておる……」
貴方「隙だらけだぞ、マミゾウーっ!」
何だか知らないが逆にマミゾウが困惑している。普通に戦えば恐らくは格上であろうマミゾウにはまず勝てない。この好機を逃す術はない!
マミゾウ「よせっ、よすんじゃ○○! 接近戦はいかん!」
今度はショットガンを浴びせ、マミゾウを大きく浮き上がらせる。無防備になったところで俺は再び兵装をレイディアントソードに交換すると、懐からスペルカードを取り出す。俺と白蓮さんのとっておきの秘術だ。
貴方「化けさせるのに夢中で足元がお留守だったようだな、化け狸さんよぉ! これで終わりだっ、銀星『レイディアント・スターソード』!」
巨大化する蒼い剣が二振り。周囲の空間後とマミゾウを薙ぎ払い、最後の一閃が彼女をそのまま地面に叩きつけた。勝負あったな。ぐったりしたマミゾウを逆回転リフレックスリングで掴みあげる。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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