表♪「ミストレイク(from『東方輝針城』)
裏♪「freedom(from『ダライアスバーストCS』)



晴天の霧の湖。心配だからとついてきた白蓮と共に俺達は妖精たちのテリトリーへ押し入る。

機械の翼がここに入り込むと、自然の化身が排除せんと襲い掛かってくる。ここら一帯を縄張りにしている妖精たちがキャイキャイと喚き散らしながら弾幕を撃ちこんでくるのだ。一々相手にしていてはキリがない。近寄って来たものをレイディアントソードで斬り払いながら、最高速度で突き進んでいく。

水面ギリギリを高速飛行することで水しぶきを上げて、妖精どもをずぶ濡れにしてやる。これで追撃を諦めさせる。目指すはこの湖の先にある赤い館「紅魔館」。

???「何だか穏やかじゃないわね」

ゾクリと寒気が襲う。いや、寒気ではなくて気温が下がっているようだ。魔力レーダーが指し示す方向に目をやると仁王立ちする氷精がいた。

チルノ「あたい知ってるよ。へんてこなボールを調べて回ってるんでしょ? みんなその話で持ち切りだからね」

核心を突いたと見るや否やニヤリと笑みを浮かべる我が師匠。えっと確かチルノにとって俺は「マナデシかつえーえんのライバル」だったな。

貴方「オカルトボールっていうんだ。今から図書館に行ってこいつのことを調べに行くところだ。何か知ってるのかチルノ?」
チルノ「うん知ってるよ。そのボールって楽しそうってことがね。あたいもボール欲しい!」

ただ興味を引かれているだけじゃないか。腕っぷしはあるので弾幕沙汰になった時はある程度の力にはなるかもしれないが、この不思議なボールの調査に関しては足を引っ張る様が容易に想像つく。ここは丁重にお断りしたいところだ。

貴方「そうか、俺はもっと詳しいことを知りたいのですぐに紅魔館に向かう必要がある。それじゃあね」
チルノ「待ちな○○」

ドヤ顔のまま、俺の行く手を再び塞ぐチルノ。

チルノ「実はもう一つ知ってることがあるのよ。アンタと戦って勝てば所有権が移るのよね。楽しそうだからボールの取りっこしたーい!」

ちっ、どこかで聞きかじっていたな。だが、そんな短絡的な動機の為にボールを譲るわけにはいかない。兵装を取り換えたアールバイパーの試運転も兼ねて一ひねりするか……。




名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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