突拍子もない「歓迎会」を企画したマミゾウさんに俺は唖然として、開いた口が塞がらなくなっていた。そんな俺と目の合ったマミゾウさんはこちらにスススと近寄ってくると可愛らしくウインクなんてしてきた。

マミゾウ「彼奴をオカルトボールなしの状態で幻想郷に連れてくるとは大した奴じゃ。本当は後でワシがあの外界っ子をチョイと騙して幻想郷に閉じ込めようとしておったのじゃが、手間が省けたわい。感謝するぞ、○○」

こうしていると可愛らしい少女そのものなのだがなぁ……。

貴方「マミゾウさん、俺は人間なので特にやることはないですよね? 人間を脅かす趣味もないですし」
マミゾウ「いや、お主はオカルトボールを手にしているではないか。まさか持ち主がすぐ傍にいるというのにネコババする気じゃあるまいな? どれ、耳を貸せぃ。ごにょごにょごにょごにょ……」

こうして、俺に「最後の任務」を託すと、化け狸は菫子を「おもてなし」するという企画を進めるべく、賢者と一緒にどこかへと飛び去っていった。恐らくは小傘のように心を食べるタイプの妖怪を集めて回るのだろう。

なんかマミゾウさんは本当に楽しそうにしているようであった。当の菫子は未だに目を覚ます気配がないので、博麗神社の一室を借りて、そこで寝かせることにする。バイパーもにとりが回収してしまい、あとに残されたのは俺と白蓮さん、そして星ちゃんの3人のみであった。

白蓮「マミゾウさんがちょっと気になりますが、私達も帰りましょう!」



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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