幻想郷中の空に広がった小悪魔の装甲達は寅丸星率いる命蓮組が迎撃に回っていた。

星「○○さんに対処法を習ったので、後は大丈夫です。ここは私達に任せてくださいっ!」

上空で交戦する仲間を案じながらも、貴方と霊夢、白蓮、そして一度美鈴に撃退された紅魔館の皆さんと共に、再び赤い門の元へと向かう。

赤黒い武装した門に青い目玉が二つ。

貴方「『ブラッディーゲート』か……。わかった、俺に任せろ!」

外敵の接近を察知した壁コアは地面を揺らし、突きあげたり、妖精メイドを呼び出して弾幕を撃たせたりする。

咲夜「あの装甲は無敵なのよ。何か考えがあるの?」

貴方「いい考えがある。すまないが、妖精メイドをいなしてくれ。数が多すぎて厄介だ」

言われたとおりに銀のナイフがかつての部下に突き刺さっていく。
妖精はたとえ命を落としても、また時間をおけば復活するらしいので、咲夜も手加減がない。

美鈴「ああっ、咲夜さんに……。妖精メイド、再び布陣を……」

貴方「それは無理だと思うぜ?」

貴方は美鈴を気を咲夜さんに引きつけている間に、妖精メイドの出てくるハッチの目の前に居座ったのだ。

貴方「これでここから妖精を呼ぼうものならショットで即撃ち抜いてやる。自慢の砲台もこんな所までは届かないだろうし。地面を動かす? こんな近距離でも動かせるかな?」

流石に砲台に当たりかねない程の至近距離の地形を動かすようには設計されていない。自分の攻撃で自滅してしまうというマヌケな結末にならない為にも。

美鈴「な……。でも反対側のハッチが御留守……」

霊夢「お留守なのは貴女の頭の中?」

何故か霊夢がもう一つのハッチの目の前に移動していた。アールバイパーの動きを真似したのだろうか。ともあれブラッディーゲートの攻撃手段を完全に封じてしまったのだ。

貴方「チェックメイトだな。その装甲は長時間稼働していると、結界が暴走して大爆発を起こすはずだ」

実はハッタリである。元となった壁コアでは適用されるが、幻想郷の壁コアまで同じとは限らない。

美鈴「ば、爆発っ!?」

貴方「大人しく防衛システムをオフにすることを勧める。お互いに血は見たくないからね。こうやって限界まで接近して、そして想いを伝えあう。
平和的解決をよしとする命蓮寺の教えだ。
さあ、教えてくれ。どうして異変を起こそうとしたんだ? 紅魔館の門番『紅美鈴』さん……」




名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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