ドカドカと土足で踏み入る霊夢。相変わらず装甲を持った小悪魔が進路を塞ぐものの、無視したり軽くいなしたりと、もはや彼女の敵ではなくなっていた。
霊夢「また小悪魔ね。いい加減そこをどきなさい!」
霊夢の行く手を遮るのはビッグコア型の装甲に身を包む小悪魔。美鈴と共に今回の異変の首謀者である小悪魔達のリーダーであった。
こぁ「小悪魔じゃない。ちゃんと名前があるもん。私は『こぁ』! 美鈴さんにつけてもらった新しい名前よ」
霊夢「ああもう面倒くさい。その美鈴ならもう戦意を失っているわ。『こぁ』……だっけ? もう異変は起こさせない。さあ、その装甲を作った犯人の所まで案内なさい!」
こぁは異変の首謀者である美鈴が陥落したことを知って、銃口を霊夢に向けることをやめた。
こぁ「そうですか、もはやこれまで……ってことですね。わかりました、負けを認めます。ついてきて下さい」
これはこれで「なんだ張り合いのない」とこぁを睨みつける霊夢。素直に応じただけのこぁがちょっと困惑した表情を浮かべていた。
霊夢「アンタもちゃんとした名前を貰って、その名前で呼んで欲しかった……とか? 中ご……美鈴もいい名前つけるじゃないの。安直だけど」
こぁ「はい。私も気に入っています! あ、このお部屋です。ここで美鈴さんや私の仲間達の装甲を作っていたんです」
意を決して霊夢が、そして少し遅れて咲夜とレミリアが大部屋へ足を運んだ……。
→
名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
お気に入り登録
/
登録済み一覧
セーブデータ
新規登録・ログイン・マイページはこちら