(紅魔館の門にて……)
ぽかぽかとした気持ちの良い気候は、人妖を問わず眠気をもたらす……。
それは彼女とて例外ではない。
美鈴「今日ものどかで平和ですねぇ……。ふわわ……」
雨が降ろうが槍が降ろうが紅魔館の門を守る美鈴だが、実は彼女が最も苦手としている気候は意外にも、このような温暖な気候である。
美鈴「うつら……うつら……。ZZZ……」
頑丈な体をもってしても眠気には勝てない。
そしてそんな彼女に忍び寄る影が一つ……
咲夜「ああやっぱり……。中国! また居眠りしているの!?」
美鈴「ふぇ!? いえいえ咲夜さん、まだ寝ていませんよ?」
咲夜「『まだ』ですって……。貴女は寝る気満々だったのかしら?」
咲夜の手にナイフが握られる。美鈴は妖怪、それもかなり頑丈な体を持つタイプである為、何かしでかすとこのようにナイフでお仕置きされる。
美鈴「いえいえ、こう平和だったのでちょっと瞑想してみたり……」
言い訳する赤毛の妖怪を嘲笑うかのように、紅魔館から小さな爆発音、そして箒にまたがった少女が凄い勢いで飛び去っていく。
魔理沙「それじゃあ、しばらく借りていくぜー!」
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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