美鈴が異変を起こすことを決意した数日後の夜……。
紅魔館上空に無数の目玉が光っていた……。

青い目玉……。瞳孔はなく、無機質な球体にも見える。

こぁ「どうです? ちょっとした『アテ』を頼って弾幕ごっこ用の装甲を作ってもらったんです。相手を威嚇するにはまずは大きく出る。あとは数で圧倒するんです。こんなのが大空を飛びまわっていたら誰もが恐怖しますよ」

縦に伸ばした六角形のような装甲を纏ったこぁが美鈴に話しかける。後ろにはこぁの意見に賛同した小悪魔たちが同じように装甲を纏い、紅魔館上空を滞空していた。
よく見ると触手を生やした装甲砲台のような形をした装甲水晶で出来た装甲回転するカバーを装備した装甲巨大なアームを両手に装備した装甲、など、色々なバリエーションがある。

美鈴「こ、これは凄い……というかちょっとやり過ぎじゃあ……」

思わず尻ごみする門番を叱責する小悪魔。

こぁ「何を言っているんですかっ! これくらいやらないと異変になりませんよ」

そうだったと我に返る首謀者。ブルブルと眠気を取り去るように小刻みに顔を振っている。

美鈴「……それで私の分は?」

こぁ「美鈴さんの分はまだ出来ていないようですね。かなり大がかりなもののようですよ。
でも、美鈴さんにピッタリのものを用意させています。楽しみに待っていて下さいね♪」

ゴウンゴウンと不気味な音を立てる巨大な装甲はゆっくりと紅魔館を後にする……。




名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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