事件は突然発生した。事の始まりは咲夜とレミリア、そしてパチュリー……要は紅魔館の人々なのだが、彼女達が珍しく命蓮寺に駆け込んだことから始まる。
白蓮「貴方達は……。大丈夫ですよ、命蓮寺は吸血鬼も受け入れます」
のんびり構える住職など無視して、誰もかれもが口々に事情を話す。貴方も白蓮の傍に立ち話を聞き込む。
貴方「……って、そんなに一度に話しかけられても分かりませんよ。落ちついて一人ずつ順番にお願いします」
彼女達が言うには、紅魔館が門番と小悪魔達に乗っ取られてしまったというのだ。
奇妙な鎧のような物体を着込んだ小悪魔達が突然包囲して追い出してしまったのだという。
そしてその小悪魔達を指揮していたのはあの紅美鈴だったというのだ。どうにか紅魔館から脱出したものの、追手が迫ってきているとのこと。
レミリア「咲夜、また追いかけてきた!」
主の声に素早く反応すると、持っていた日傘を手渡し、そして背後から迫る敵機にナイフを突き刺す。
その間一瞬……、いや、咲夜のことだ。能力を行使したのだろう。ナイフは全弾命中。追って来た敵機は動きを止めてしまった。
パチュリー「プロペラみたいなのが私達を付きまとっているのよ。それも異変の時の毛玉みたいに統率を保ちながら」
力を失った謎の物体に手を伸ばす貴方。確かにプロペラのような形をしており、動いている時はこれがくるくると回っていたのを貴方も見ている。
見覚えのある形状、
貴方「こいつは偵察機の『ファン』……。『バクテリアン』が幻想入りしたのか?」
一人勝手に理解する貴方をポカンとして見つめる吸血鬼と僧侶。
レミリア「ばくてり……なんですって?」
貴方は答えるよりも早く上空を指差した。
見上げると澄み切ったブルーの球体「コア」を持った装甲達が上空をゆっくりと飛行していたのだ……。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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