霧の湖上空。性懲りもなくジャイアニズムを謳歌する白黒の魔法使いが紅魔館を目指して飛んでいた。

魔理沙「アリスの奴、今日は留守みたいだったしな。今日もまたパチュリーから本でも借りるぜ」

ちょっかいを出してくる氷の妖精を持ち前のスピードでスルーして、湖を抜けた。
そしてその先にあるのが真っ赤な館。門の前を中華っぽい妖怪が守っているか、居眠りしているか……。

魔理沙「なんだよ、中国いないじゃん。遂にクビになったのか? まあいてもいなくてもあんまり変わらないんだけどな」

よく見ると門が真っ赤に塗られており、さらにゴテゴテと鎧を身につけているようにも見えた。
その真紅の門にブルーの瞳が二つ開く。血のような真っ赤な門にその青色は映えていた。

魔理沙「やっぱりクビになったんだな。新しい防犯システムが導入されている。でも、そんなものに引っかかる魔理沙さんじゃあない……っ!?」

突然目の前の地面が急に盛り上がり、白黒少女を思い切り突き上げた。
バランスを崩したところを素早いレーザーが彼女を貫く!

(ピチューン)

魔理沙「な、何だ今のは!?」

追い打ちと言わんばかりにこの「血の色をした門」からメイド妖精が飛び出して追撃を仕掛ける。

魔理沙「ヤベェ、とりあえず撤退だ!」

身の危険を感じ、ボロボロになりながらも紅魔館から離れていった。

門の方も退散していくのを確認すると青い瞳を閉じ、再び眠りについていた。




名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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