よし! 一度決めたことだ。ここは男らしく何としてもやり遂げよう。

俺は真っ白な馬を選ぶとポケットからハンカチを取り出した。

貴方「ささっ、姫様。こちらにどうぞ」

ハンカチを強いた場所に座らせるというやつである。

白蓮「あらあら、王子様ですか? それでは……」

よし、うまくいった! こういうのはしっかり役に入り込んだ方が恥ずかしくないのだ。白蓮は俺の手を取って馬に跨る。次に俺も乗り込んだ。

白蓮「馬の上ってのは随分と視界が違ってくるのですね」
貴方「ちゃんとバーにつかまらないと危ないよ?」

そう言って俺は白蓮さんに馬の真ん中を貫通しているバーを持たせる。よし、これで安全……ブッ!?

あの……。バーがお胸の谷間のちょうどいい場所に……///

白蓮「ほえ?」

本人気がついてねぇ! とにかく平静さを保つために俺は前に向き直った。

貴方「では行きますよ、姫」

ゆっくりと馬が上下運動を始めた。振り向いてはいけない、振り向いては……。



次は何に乗ろうかな?

名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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