(2日後の命蓮寺……)

今日も一日が始まる。俺は睡眠から一気に覚醒へと引きずられ、瞼を開き、そして上体を起こした。うむっ、今日もよい目覚めだ。

白蓮「あら、おはようございます」

妙にめかしこんだ住職サマが部屋まで起こしに来てくれたようだ。なんでも俺と白蓮でとある場所に赴かないといけないらしい。

朝食もそこそこに俺は何故かいつものゴスロリの衣装ではなく、外界でも見るような服装の白蓮と共に、お出かけ。


(少女&青年移動中……)


かなりの距離があるらしいので、途中からは白蓮の背中に乗り、飛行する。到達した場所は幻想郷のはずれ、見事な屋敷。恐る恐るお邪魔すると、まるで来訪者が来る事が分かっていたかのように屋敷の主が玄関で出迎えていた。

紫「いらっしゃい、聖。そして○○」

ここは八雲家の屋敷のようだ。マヨヒガとは別の場所に住居があるとは聞いていたが、まさかこんな外れにあったとは……。

紫「まず、この前の異変はお疲れ様。まさか貴方が、散々私に牙をむいた貴方が幻想郷を救うとは思わなかったわ。それで、本題に入るのだけれど……。貴方、幻想入りして結構経つけれど、そろそろ外の世界が恋しいのでは? そこの住職様から聞いたわよ」

イキナリ核心を突くスキマ妖怪。返答こそしなかったがどうやら俺の表情が全てを物語っていたようだ。白蓮、俺そんなに苦しそうだった?



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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