ぐるぐると渦巻く亜空間、スキマ。周囲を見渡しても同じ景色であり、平衡感覚すらマヒしてしまう空間。早速迷ってしまったかと焦るが、俺たちの目の前に不意に道路標識が飛び出すと、進むべき道を示してくれた。

白蓮「この矢印の通りに進めばいいのですね」

次々と標識が現れて道を示すので俺は安心してその通りに進んだ。しばらくすると、リボンで上下を結ばれた空間の裂け目が見えてくる。あの先が外の世界だ!

白蓮「幻想郷の外だなんてきっと刺激的なんでしょうね。せっかくなので色々と楽しみたいところですが……。まずは○○さんのお家に向かいましょう。貴方の里帰りが本来の目的ですからね」

そんなこんな話しているうちに外界に到着した。立ち込める排気ガスのにおいに俺は思わずせき込んでしまう。少し前は当たり前のような空気であった筈だが……そうか、幻想郷の空気はとても澄んでいたのだ。

ようやく空気に慣れると辺りを見回してみる。なんと俺の実家の目の前ではないか! 紫のやつ、どうやって調べたのだろう?

さて、本来の目的だ。久しぶりに顔を見せて両親を安心させよう。んで、一緒に居る白蓮は……。


学校の友達として紹介する
会社の上司として紹介する
俺の彼女として紹介する

名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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