(何らかの原因で記憶という記憶を失ったあなた。心配する一輪が雲山に白蓮を呼ぶように頼み、自分はあなた何度も話しかけるが……)

一輪「ほらっ。私ですよ、一輪。いつも雲親父を連れているでしょ?」

貴方「……?」

一輪「こんな時まで影薄のネタを引っ張らないで下さいよ……。姐さんは分かるでしょ? 白蓮姐さん。あなたの命の恩人であり、よくイチャついてた……」

貴方「びゃく……れん……??」

一輪「ひょっとして……あの『アールバイパー』の記憶もないとか?」

(アールバイパーの格納庫に連れられるあなた。銀翼は持ち主を静かに、しかし優しく迎え入れた)

貴方「……!」

(何かの衝動に突き動かされたかのようにアールバイパーに近づく)

貴方「銀色の……翼……! 伝説、いや神話として語り継がれた……!」

(断片的な記憶のみで、これ以上は思い出せないようだ。そんな折、白蓮が命蓮寺に戻ってくる)

白蓮「○○さんっ! お話は雲山から聞きました。私です! 白蓮ですよ? 本当に記憶が……!」

貴方「びゃくれん……? ごめん、何も思い出せない。でも親しい存在だったらしいことはわかる。だからこそ思い出せなくて辛い……」

白蓮「ああっ、可哀そうな○○。私の心も、この温もりも記憶から抜け落ちてしまったのね……」

(涙ながらに貴方を強く抱き締める白蓮。しかし泣き崩れることはなかった)

白蓮「わかりました。でも、これだけは覚えていて下さい。私は命蓮寺の住職、聖白蓮。貴方とは親密な関係にあったの。
○○さんの記憶はなくとも、これは紛れもない真実」

(じっと貴方の目を見据える白蓮)

白蓮「失ってしまったものは……、もっと大きなもので埋め合わせてしまいましょう。
私が昔そうしたように。今からでもいっぱいいっぱい思い出を作っていきましょう! 約束……です」

(失ったものが戻らないならば、もっと素晴らしい記憶で埋め合わせてしまえばいい。
そうしているうちに記憶が戻ることを信じて……)

名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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