真っ暗闇でも俺が何処かへ物凄い速度で進んでいるのが分かる。なにもかもが、光の粒子となり俺の目の前まで近づき、そして後ろへと遠ざかっていくのが見えるからだ。だが、今のアールバイパーが何処に向かっているのか、方向がどちらなのかという感覚がまるで分からない。
体は不思議とリラックスしていた。だけれどいつまでも同じ光景を見せられて俺は瞼が重たくなっていった。
どうせ起きていても状況は変わらないのだ。一眠りしてからこれからのことを考えても遅すぎるということはないだろう……。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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