衣玖「えっ……? 今何と言いました? ええ、もっと詳しく」

突然紫の龍が先程とは全く別の声質で衣玖に語り掛けてきたのだ。その声は唸り声にしか聞こえないものの、衣玖にはそれが何なのかどうやら理解できているようだ。

驚きながらも、すべてを聞き終えた後……。

衣玖「なんと……! それでは新たな異変がこの幻想郷を!? 先の戦艦はその前触れですって!?」

危機が迫りつつある。こんな時に衣玖が取る行動は一つ。

衣玖「伝えなくては……。迫りくる脅威に対抗するべく力が必要。私達だけでは太刀打ちできない。巫女や魔法使いに伝えなくては!」

一人で再び雷雲轟く幻想の地を飛び回る。しかし、回れども回れども、霊夢の姿は見つからない。それでも魔理沙との接触には成功したようだが、果たして真剣に受け止めたのかは疑わしいと言ったところ。

衣玖「博麗の巫女がどこにもいない。こんなにも異変が進んでいるというのに。嫌な予感がするわね。他に頼れるところといえば……命蓮寺の○○くらい!」

使命に燃えるリュウグウノツカイは今も偽りの平和を謳歌した幻想郷を縦横無尽に飛び回る。幻想郷に迫りつつある脅威を伝えるべく……!


銀翼と妖怪寺ACE プロローグ
END

名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

お気に入り登録登録済み一覧

セーブデータ
新規登録・ログイン・マイページはこちら