いくらバイオレントルーラーのような強大なベルサー艦を一人で落とした白蓮とはいえ、クジラ3機を相手させるのは無理だ。俺も加勢するべく白蓮に近づく。
青娥「貴方の相手は……」
そうはさせまいと青娥は黒色の大きなエネルギー弾を3発発射。それらは非常にゆっくりではあるものの、こちらを狙うように飛んでくる。もちろんアールバイパーの機動力をもってすれば振り切るのは簡単だ。俺は無視してまるで止まっているように見えるエネルギー弾をスルーして白蓮にさらに近づく。
青娥「……このわたくしですわ!」
直後、信じられないことが起きた。黒い大玉が突然雷のまばゆい光に包まれると、目にもとまらぬ速度でこちらに迫り、そして銀翼に着弾したのだ。爆発に巻き込まれてきりきり舞いになりながら吹き飛ばされる。
貴方「ぐわあああっ!」
何だ? 何が起きた? 青娥は再び黒いエネルギー弾を発するとそれとは別に左手にまばゆい光を収束させている。どうにか空中でバランスを取り直した俺はアールバイパーの速度を限界まで上げて青娥をかく乱する。
貴方「同じ手が2度も通じるとは思うなよっ!」
左手の光はエネルギー弾を包み込むようにほとばしる。その様子はまるで電流が走るかのようであった。そしてエネルギー弾が電撃の帯に押される形で再びアールバイパーに迫ってくる。だが、今回は不意打ちではない。これだけの速度で動き回っていれば振り切れる筈……。
青娥「無駄なあがきを……」
だが、それでも速度が足りなかったのか、電撃は正確にアールバイパーを捉えると、再びすべて着弾。今度は下方向に吹き飛ばされ、地面に叩きつけられてしまった。
→
名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
お気に入り登録
/
登録済み一覧
セーブデータ
新規登録・ログイン・マイページはこちら