そしてあの「産土神黄輝ノ塊」はグレートシング3機を生み出し、更にシーマと首領蜂隊まで生み出していた。ということは……。

貴方「まさか……、まさか今までのバクテリアンやバイドの異変を起こしていたのは……!」

この距離からでも分かる程に青娥は口角を上げてニッと笑って見せたのだ。図星と言ったところだ。

青娥「そう、永遠亭にバクテリアンの叡智を与えたのも、地底の馬鹿鴉にバイドの種子を与えたのもこのわたくし。まあ永遠亭の方はわたくしが出てしまうと怪しまれるので彼らに直接向かわせましたが」

つまり、今までのSTG世界の住民が関わった異変を陰で操っていたのは他でもなく……コイツだ。コイツのせいで犠牲になった者は数知れず。この女、絶対に許さない!

青娥「そのお顔、まさに『絶対に許さないぞ!』とでも言いだしそうですわね。くすくす……」

それだけの憤怒の表情を前にしても青娥はふわふわと構えている。本当に腹の底が知れない女だ。そういう意味では紫といい勝負するのではないだろうか。

貴方「そこまで分かっていて、どうして貴様はそうのらりくらりとしていられる?」
青娥「だって○○ってば口ではそんなこと言っておきながら、いつだってわたくしの味方をしてくださるもの。きっと今回もそういう選択をしてくださるわ♪」

最初から仕組まれていたんだ。俺が、アールバイパーが戦うような状況を作り出して、この俺を鍛えていた。その目的は俺を幻想郷で最強の戦闘機乗りにするために。俺はたまらず青娥にレイディアントソードを突き付ける。だが、それを手に取った青娥はなんと青い刃を押しのけてしまった。何らかの術を使ったのか、剣が動かない。仕方なく俺はレイディアントソードの展開を解除した。



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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