少し前に命蓮寺に見知らぬ女性が訪ねてきた。マミゾウと名乗ったその人間は(のちに化け狸であることが分かるのだが、あの時は全然気付かなかった)、白蓮にしばらくアールバイパーとそのパイロット(つまり俺の事だ)を貸してくれと申し出てきたのだ。
俺を連れて何をするのかと思えば……要はオカルトを交えた弾幕ごっこを興行して一儲けしようとしているようだ。「外界出身」の「男性」であり「戦闘機」を使うという幻想郷でも珍しすぎる要素を多数持ち合わせている弾幕使いという理由でまずは俺に白羽の矢が立ったということらしい。
マミゾウ「わざと負けろとか必要以上に手加減せいとかは言わん。じゃが、これは弾幕ごっこ。出来るだけ派手に立ち回るんじゃぞ?」
そんなわけで最初は俺と、そんな俺を心配してついてきた白蓮さんとで一試合行うことになり(さすがに負けてしまった。あそこでバイクが出てくるなんて予想できなかったよ……)、その様子を見た弾幕の心得のある少女がどんどん飛び入り参加していく形で、かつてのオカルトボールの異変を再現した弾幕ごっこが出来るという噂が広がり……そして現在に至る。
今では敗者が去った後に、新たな挑戦者をマミゾウが募るというのが繰り返されていた。
そんなわけで俺は3人抜きをした妖夢(本人は「3人斬り」とか言ってる)に挑戦することになったのだが……。
突っ込んできた妖夢。これをグラビティバレットで迎撃しようとするも、爆風が展開される前に接近されてしまい……そのまま俺を素通りしてきた。しまった、俺ではなくてオカルトボールが目当てだったか!
慌てて振り向きざまにレイディアントソードを振るうも彼女をどかすことは出来ず、ボールが妖夢の手中に収まってしまった。
妖夢「ふふん、いただきました。これが私のオカルト技です! 命蓮寺の住職サマが使うものを参考に編み出した新技を喰らえっ!」
そういえば彼女は未だにオカルト技を見せていなかった。何が来るんだ……? 対する妖夢は得意げに真っ白い鉢巻をキュっと頭とそして腕に巻いている。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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