程なくして人里に到着。あれだけの大地震があったが、思っていたよりも被害が小さい。少なくとも建物が倒壊している様子は見られないし、火の手が上がっているのも俺の見える範囲では全くなかった。
それではどうして里の人間達は竹林へ向かうのか? というか直接聞けばいいんだ。一輪は妖怪なのであまり人間と話をしたくなかったのだろう。俺はまじりっけなしの人間なので銀翼から降りれば何ら問題はない。
姿を見られると大騒ぎになりそうなお空をアールバイパーの中で留守番させると、俺は村人たちに話を聞いてみる。
村人A「竹林の入り口に何か面白いものがあるらしい」
村人B「なーに言うさ? ありゃ神様だべ。キラッキラしてて綺麗だっていうぞ」
村人C「大きな地震とともに現れたにちげぇねぇ!」
どうやら大地震は迷いの竹林で発生したものらしい。彼らが言うには地震によって何かが出てきたという。みんなそれを確かめにあんな危ない場所へ向かっているんだ。しかし彼らの話ではイマイチ何が起きたのかがつかみきれない。
とにかく俺も迷いの竹林に向かってみよう。停めていた銀翼に再び乗り込むと竹林を目指す。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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