貴方「ダークヘリオス! それにお前は確か……永江衣玖!?」
なんということだ、あの紫色の細長い体を見間違うはずがない。奴はリュウグウノツカイ型のベルサー艦「ダークヘリオス」だ。そして奴を操っているであろう少女は前にマミゾウの金儲けを邪魔していた衣玖であることは明白であった。
これでハッキリとしたぞ。どこかで人を狂わせる光を調達した衣玖は、あちこちで暴動騒ぎを引き起こし、幻想郷がすっかり混乱し切った時を見計らいこのダークヘリオスで、水棲生物で幻想郷を滅亡させようとしているのだ。
その証拠に狂気を孕んだ光を携えた妖精達への攻撃をこうやって邪魔してきたではないか。「幻想郷は空から降り立つ無数の水棲生物に押しつぶされて滅亡する」そんな妙な予言を残していたが、これは予言でも何でもない。永江衣玖による犯行声明、宣戦布告、俺に叩きつけた挑戦状……!
衣玖「やはり現れましたね○○さん。貴方ならばここに向かうと思っていました」
貴方「いったい何を企んでいる? 迷いの竹林、人里に続いて今度は紅魔館に『狂気を孕んだ光』を持ち込もうとしている。確か予言、いや宣戦布告の時は無数の水棲生物によって幻想郷を滅ぼすとか言っていたな? 仲間はどこにいる!」
何処か及び腰の衣玖、これはどうやら予定よりも早く俺が到着してしまったことで困惑しているに違いない。このまま押し切って奴の出鼻をくじけば、恐るべき計画もここでストップする筈だ。
衣玖「仲間……ですか。今、ダークヘリオスは一人ぼっちなんです。だから私が付いていないと……」
貴方「黙れ! そいつはベルサー艦だ。道教の奴らに取り入るのに失敗して今度はお前に取り入って幻想郷を破壊し尽す魂胆だぞ。お前は騙されているんだ!」
衣玖「違っ……!」
ええい問答無用! このダークヘリオスを生かしておけば奴を目印に他のベルサー艦も幻想郷にやってくるだろう。圧倒的な物量で幻想郷を攻撃されてはひとたまりもない。ここでこいつを破壊して野望を阻止する!
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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