ならば月の民は同じ月の民に任せて、俺は外からやって来た侵略者を叩くことに集中する。
貴方「ネメシス、コンパク。流れるように仕掛けるぞ。朱理も後に続いてくれ」
月の民を襲おうと再び間合いを詰めるディメンションダイバー、奴の行く手を阻むようにオプションを展開して横切る。フォーメーションはトレースだ。新手の敵に気付いたギンザメはこちらに注意を向けた。今だっ、グラビティバレット!
横滑りするような形で銀翼をスライドさせると疑似ブラックホール弾を撃ち込む。バイパー本体、ポッド、ネメシス、コンパク、そしてゆっくり霊夢と次々と発射し、そしてすべて着弾した。怯んだところを朱理がオレンジ色のレーザーで追撃を仕掛ける。放つ光線と同じ鮮やかな色をしたオーラが彼女の全身を包み込んでいた。
ふいにディメンションダイバーの頭部が消える。いや、あれは亜空間に身を隠したんだ。慌てずに俺は振り向いた。やっぱりそうか、頭だけ俺達の背後にワープしてだまし討ちを仕掛けようとしていたのだ。
貴方「そんな小細工は通用しないんだよっ!」
宙返りして青い剣を展開する。今度はレイディアントソードによる斬撃を浴びせた。三枚おろしにしてくれるっ! 斬りつけられて怯んだディメンションダイバーは頭を引っ込めて逃げ出そうとしていた。
貴方「追い払えたか?」
魔力レーダーに目をやると、ディメンションダイバーと思しき大きな反応がみるみる離れていくのを確認できた。シーマはあくまでクラウンピースの炎によって操られた被害者。なるべくなら破壊しないでおきたい。
衣玖「そのようですね。このことを皆にも伝えましょう!」
今ももみくちゃになっているであろう依姫たちを救出しようと先程の広場まで戻る。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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