とはいえ長期戦は避けたい。ならば高火力の兵装で一気に片を付けるべきだ。
その額からオレンジ色の散弾をこちらに目がけて発射する。その隙間を縫いながら、レイディアントソードを前方に構える。
貴方「見ているのだろう? ならば、教えてやる」
オプションを回転させて剣に魔力を集中させた。すっかり魔力が溜まったところを一気に放ち、レイディアントソードを巨大化させた。おなじみ、重銀符「サンダーソード」である。
電撃を纏った青い刃がエクリプスアイの目玉に突き刺さり、剥がれ落ちた。反対側に回り、同じくレイディアントソードを構える。
貴方「俺がこの幻想郷にいる限り、貴様ら侵略者の思惑通りには事は運べない。覚えておけ!」
もう一度サンダーソード。両目玉を削ぎ落してやると、エクリプスアイは大口を開けて小型ミサイルを乱射し始める。よし、とどめだ。ミサイルごと吹き飛ばしてやる。
貴方「重銀符『ブラックホールボンバー・バースト』!」
リフレックスリングで強制的に範囲を固定したブラックホールボンバー。それがちょうどエクリプスアイの口の中で炸裂し、その体は内部から崩壊を始める。一度崩壊を始めると加速度的にその肉体は形を崩していき、内部から光の筋が漏れ出る。そして最後には大爆発を起こした。
衣玖「なんだかあっけない相手でしたね」
貴方「他のシーマはもっと強い。あんなもんじゃない。それよりもすごく嫌な予感がする……」
こういったものに限ってよく当たるのだから困る。コクピットの中に置いてあった宝塔型通信機が激しい光を発していた。命蓮寺に何かがあったのでは!?
俺は固唾を飲みながら、通信機に手を伸ばした。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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