咲夜「○○、少しは骨のある人間のようね。私が思うほどの外道ではないってわかったわ」

大怪我をしていた咲夜さんは美鈴に連れられる形で医務室へと向かう。余計な一言を最後に残して。レミリア達と違って人間の身体なのだからしっかり治療した方がいいだろう。レミリアも意識を失ったフランを抱えて美鈴の後へと続く。

松明を持った妖精も退治したし、フランドールもひとまず正気に戻った。フランとの戦いでこの広間の天井に大きな穴が開いてしまい、星空が見えているが、これも怪我を治した咲夜さんやメイド妖精たちの手によっていずれは元に戻るであろう。

貴方「これでひとまずは俺達がここでやれることは全てかな?」

残されたのは俺と衣玖さん。ダークヘリオスと合流して俺も撤収しよう。それにしても星空が綺麗だ。そう思いながら一息つこうとした矢先……。

衣玖「○○さんっ、伏せて!」

不意に星空が強く光を帯びた気がした。その前に衣玖さんが叫んだので俺は思わずコクピットの中で耳を塞ぎながらうずくまった。その直後、激しい光が周囲を襲う。

貴方「何があったんだ!?」
衣玖「分かりません。ですが、ダークヘリオスが私達から庇ったあの光によく似ている。似ているけれど、あの時とは比べ物にならないほど強烈!」

光が止んだ。甲高い笑い声がかすかに聞こえる。明らかに友好的な存在ではない。何者かと夜空を見上げる。



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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