守矢神社に戻ると、正式に首領蜂軍と連携を取ることになったこと、この後の作戦(月に潜入して封印された兵器を目覚めさせシーマを挟み撃ちにするというもの)についての情報を共有する。

白蓮「なるほど、それは素晴らしいですね。それで今回の作戦で○○さんのお手伝いをするという……ええっと朱理さんでしたっけ?」
朱理「(なんかペースが狂う人ね……)え、ええ。コホン、これから派手にドンパチやるのよ」

今も大佐との話を詳細に語る中、決意を固めた表情の衣玖さん。

衣玖「その作戦ですが、私とダークヘリオスも連れて行ってください! シーマはクラウンピースに狂わされている被害者なんです。何か彼らの兵器を使わずにシーマを大人しくする手段がある筈です」

隣では紫色のベルサー艦が悲壮な決意に満ちた唸り声を上げている。俺は周囲を見渡し、朱理が白蓮さんとの会話で手いっぱいなのを確認すると声を潜めるて答える俺。

確かに、この作戦を遂行するということはシーマを、ダークヘリオスの仲間を殲滅することを意味するのだ。すっかりダークヘリオスと打ち解けている衣玖さんにとってもそれは耐えがたい事であろう。

貴方「分かっている。俺だって出来ればシーマと交戦することなく終わらせたい。だが、もしも大人しくならないとしたら……分かってくれ、衣玖」

連戦続きだった俺は今日は休息を取り、明日に作戦を決行することになった。そのことで白蓮さんと朱理が揉めているようだ。

朱理「こうしている間にも私の仲間達はシーマと戦って……」
白蓮「朱理さん、○○さんは人間なんです。貴女やアールバイパーのように機械の体だから疲れを感じないなんてことはありません。すぐに行動に出る事だけが戦術ではありませんよ?」
朱理「うぅ……確かに」

が、あっさりと丸め込まれている。あんなにしおらしい朱理を見られるなんて珍しい。とにかく、今日はもう休むべく命蓮寺に帰ることにした。新たに迎えた仲間「朱理」と記憶と行き場所のない少女「蓮子」を連れて。



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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