しかし戦況は芳しくない。押されつつある。銀翼1機とシーマの巨大戦艦では保有する力が段違いという事なのだろう。ゲームの中のシルバーホークみたいにはいかない。しかし、ここは幻想郷。ならば幻想郷で会得した能力で対抗するまでだ。

貴方「魔操術『魔界神の大翼』!」

オプションをアールバイパーの上下を後ろから囲むようなフォーメーションを取らせると、それぞれから神綺さんの持つ翼を展開。ここにエネルギーを受けると、自分の魔力として行使できるようになるが、その魔力の行き先は他でもない自分自身。溜め込み過ぎると己に身を破滅させてしまう。

貴方「ぐぅおおおおっ!!」

より強大になったαビームを撃ち続ける。これだけでも負担が大きいというのに、トライポッドサーディンのβビームの勢いは衰えない。いや、そもそも奴はこちらのαビームを受けていないぞ。どういうことだ!?

白蓮「あれは何でしょう? 何やら両手から巨大なボール状のものが……」

両手からボール状のもの? しまった、トライポッドサーディンのスパークボールだ。高エネルギーを凝縮したものらしく、αビームのような高火力のビームすら押しのけてしまう。奴はそれを思い切り投げつけてきたのだ。その速度はあまり速くないとはいえ、ひっきりなしにボールを展開して投げつけてくるのだから、これでは攻めることが出来ない。

貴方「ぐっ、ゼエゼエ……」

この神綺さんの羽を展開するのは俺の体に膨大な負担がかかる。長時間は不可能だ。羽によって外部から得る魔力がなければ奴にパワーで勝つことはできない。ちくしょう、打つ手なしなのかよ。



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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