だが、その淡い希望はすぐさま打ち砕かれることになるのだ。突然光りはじめる宝塔型通信機。その通信の相手は……。
衣玖「シーマを天界に侵入させてしまいました! 私とダークヘリオスだけでは防ぎきれずに……。○○さんっ、援護を!」
衣玖さんだけではない。更に早苗さんと神奈子さんのホログラムまで現れたのだ。
早苗「ですから『
アブソリュートディフェンダー
』がバリアを張っている間は攻撃が効かないんです。まずはバリアを展開しているジェネレーターを破壊してから……」
神奈子「分かってるよ! 狙ってるんだけどなかなか当たらなくて……うわぁっ!」
早苗「きゃああっ!! このままでは守矢神社も陥落……。○○さんっ、助けてっ!」
なんということだ、シーマは本当に幻想郷各地を侵略しているというのか。命蓮寺を襲うシーマは退けた。だが、この満身創痍の中他の場所でシーマと戦っても良い結果が得られないのは確実。さらに悪いことに……。
白蓮「トライポッドサーディン!? そんなっ、倒したはずでは……!」
一輪「まさか……ゾンビ!?」
命蓮寺にサンキャクイワシ型戦艦が再び現れたのだ。倒したはずだというのに……と思っていたがよく見ると機体の色が違う。だがこれはある意味一輪の考えていたゾンビ説よりも恐ろしい結果に帰結することになる。
今のペースでいくらシーマ艦を倒しても、次のシーマ艦を投入できてしまうという事である。幻想郷にはあまりにも足りなかったのだ、幻想郷全土を守り抜く戦力が、そして外の(STG世界の)侵略者にいかに対抗するかというノウハウが。
もしかしたら戦力は足りていたのかもしれないが、それにしたって戦い方を心得ていなければ簡単にはシーマ艦は倒せない。俺と同じくらいシーマに詳しい筈の早苗さんが付いていながらも、神奈子さんは上手く戦えていなかったのだ。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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