そして陽も昇り切った後、次々と「戦士」達が命蓮寺に集う。衣玖さんとダークヘリオスが広間にやってくると、まるでそれを予見したかのように朱理も目覚める。蓮子は白蓮さんに懐いているようで彼女の隣でちょこんと立っていた。
白蓮「皆さん集まりましたね? 私たちは大きく二つに分かれて困難に立ち向かっていく必要があります。一つは首領蜂隊と連携し海洋生物型巨大戦艦群『シーマ』を叩くこと。これは○○さん、朱理さん、衣玖さん、そしてダークヘリオスのチームが担当します」
これこそがシーマ打倒のメインとなるチームだが、隠密作戦ゆえにあまり大人数では向かえない。俺と月の封印を解除するカギとなる朱理は外せないし、衣玖さんの(厳密にはダークヘリオスの)秘めたる思いを無下にすることも出来ないので、この二人も月へ向かう作戦に参加させるのが道理というものだろう。
白蓮「そしてもう一つは地上、幻想郷からこの一連の異変を解決するための手掛かりを探すというものです。ここまで大がかりな異変になってしまったのに、いまだに姿を現さない霊夢さんと紫さんはどこにいってしまったのか、それに記憶を失ってしまった蓮子さんも異変に何か関連しているかもしれないので彼女の情報も探していかないとなりません。こちらは私と早苗さん、そして蓮子さんが受け持ちます」
いよいよ異変に対する反撃が始まる。明らかに戦闘が付きまとう俺達を心配そうな面持ちで伺うのは白蓮さん。俺は俺で地上部隊を案ずる。行方不明になった幻想郷の要たちについても心配ではあるが、外の世界により精通した俺としてはロンゲーナー大佐の一件の方がより気になって仕方がないのである。
貴方「早苗、そっちは任せたぞ」
唯一事情を知っているであろう早苗にボソリとそう告げると、俺は朱理と共に格納庫へと走った。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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