こんなに死の臭いをプンプンさせているというのに、愚かにも我に仇成すか
反射的に敵と認識した首領蜂隊の生き残りは銃口を向けてあらん限りの弾丸を撃ち込む。だが、効いているのかいないのか、涼しい顔をしたままであった。
どれ、今度はコイツの「死」を純化してやろう。
……ぬんっ!
彼女の手から炎が発せられ、それを両手で囲うと、最後の戦闘機乗りももがき苦しみ、そして息絶えた。
異形に乗りこなす戦士といえど、所詮は人間という事か。
さあ嫦娥よ、いくら兵を増やしたところでこんな調子では悪あがきにもならぬ。
お前自身が姿を現さないとさらに犠牲者が増えるぞ?
誰もいなくなった戦場で、軍師の女性は一人高笑いを続ける。後ろからは新たなマッコウクジラ型の戦艦がゆっくりと姿を現していた。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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