白蓮「妖夢さーん!」

緑色の服を着た白玉楼の庭師さんは今まさにお仕事といったところか。庭木を手入れした中、白蓮の澄んだよく通る声を聴き、降りてきた。

妖夢「住職サマが私に用事? なんだか珍しいですね」
白蓮「最後に霊夢さんと接触した時のことを教えてほしいのです。ここまで大がかりな異変が起きているのに姿を現さないのはあまりに不自然ですもの。どこに行ってしまったのかを調べているのですよ」

確かに妖夢は霊夢と接触をしたそうだが、どうやら随分と前のことだったらしく、しばらく「うーん」と唸る。

妖夢「ああ思い出しました。あれはオカルトボールの異変も収束しかけた頃ですよ。細かい時間は忘れてしまいましたが、どうやら特別なオカルトボールを集めていたようです。どう特別なのかはわかりませんけどね。それを詳しく聞く前に私は霊夢さんに敗れてボールを奪われてしまいました」

ここでようやく霊夢の目的を掴む。特別なオカルトボールを探していたということはその時ボールを持っていた人を総当たりするしかない。

白蓮「うーん、オカルトボールですか……。それにかかわってきた人を皆洗い出すとすると時間がかかってしまいますね」

二人してウンウンと唸っていると、別の声が近づいてきた。春でもないのに歩くたびに桜の匂い香る彼女は、他でもない白玉楼の主、幽々子である。

幽々子「妖夢、庭木のお手入れを途中で投げ出しちゃダメじゃない……あら、お客さんが来ていたのね。立ち話も難でしょうし、こっちで続きを話しましょ?」



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

お気に入り登録登録済み一覧

セーブデータ
新規登録・ログイン・マイページはこちら