途方に暮れつつも幻想郷のはずれへ進路を取る白蓮と蓮子。今も博麗大結界によって外界とは隔てられてはいるものの、霊夢も紫も行方不明の状態という管理者不在の状態では、いつ崩壊してもおかしくはない。
白蓮「博麗大結界とかかわりの深い場所でもある筈ですから、博麗神社と同じように幻想郷のはずれにあるはずです」
もちろん道などないので、白蓮が蓮子を背中に乗せて空を飛ぶことで探索を続けている。しかし進捗は芳しくない。さらに悪いことに……。
ゴーレム「キヒヒヒ。見つけた、見つけたぞ。銀翼の末裔……の仲間の魔法使い!」
団子が連なったような太い触手の生えた一つ目の脳味噌が行く手を阻むように現れる。背後には緑色の十字のような形状をした巨大戦艦を従えていた。
ゴーレム「おい魔法使い、今度こそテメーらには消えてもらうぞ。ゴーファー様と……あと『あのお方』の為にもな! 行けぇい、巨大戦艦『
レーザーテトラン
』!」
見つけたいものに限り見つからず、見つかりたくないものに限って向こうからやってくる。何たる皮肉と白蓮はため息をつき、ジャコンと4つの突起部分を尖らせて戦闘態勢に入った緑色の巨大戦艦と対峙する。
始めに仕掛けたのはレーザーテトラン。突起部分から黄色いレーザーを撃ち出しながらゆっくりと回転をし始めたのだ。その予兆を見切っていた白蓮は蓮子を背負いながらというハンデを負っていながらも楽々と回避をする。
白蓮「いえ、奴は『テトラン』の名前を冠していました。ということは……」
そう、レーザーの勢いを反動に加速度的に回転を始めたのである。蓮子に危害を及ぼすわけにもいかず、白蓮も攻めあぐねいている状態だ。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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