置き土産の様に残してきたのは小さいイルカ型の護衛艦。さすがにグレートシング本体程の装甲は持ち合わせていないようだが、それぞれが短時間ながらもバーストビームを発射可能というこれはこれで厄介な存在だ。

サグメ「ザコは私達に任せて。○○はデカブツ本体を!」

彼女が召喚する多数の陰陽玉型のオプションが護衛艦の注意を引きつけている。その更に後ろでは衣玖さんとダークヘリオスも援護射撃を続けていた。

サグメの使役するオプションの数は圧倒的であるが、さすがにサグメ本人の攻撃をトレースできる程度の火力は持ち合わせていない。あの火力ではいくら集まったところでグレートシングの装甲に傷をつける事すらかなわないだろう。

思わぬ増援にグレートシングはさらに亜空間からイルカ型護衛艦を呼び寄せ、何度も屈折する紫色のレーザーで応戦させている。あちらは皆に任せよう。俺も負けていられないな!

貴方「待ちやがれグレートシング! 魔操術『魔界神の大翼』!」

見たところ光学兵器が多めなのでこの魔力を吸う翼が有効だ。オプションを後ろから銀翼を囲うように配置して光の翼を大きく広げる。その直後に主砲から極太レーザーが放たれた!

貴方「ぐうっ!」

光が魔力に変換されアールバイパーに、そして俺に流れ込んでくる。しかしバジュラモードに変じるにはまだ足りない。苦しいがもう一度あのレーザーを受け止めなくてはならないだろう。



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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