(その頃、八雲亭の白蓮は……)
白蓮「超人『聖白蓮』っ!」
藍「式神『前鬼後鬼の守護』」
僧侶と式神の弾幕決闘、その火ぶたは遂に切って落とされた。藍は標的を追尾する無数の弾を放ち、その性質を見切っていた白蓮はあらかじめ身体強化の魔法を詠唱。お互いの最初のスペルカードの出し合いは白蓮側に軍配が上がったようだ。
藍「くっ、振り切られる!」
その後も終始白蓮が優勢な状態で戦いは進んでいく。
藍「さすがは紫様とも渡り合っていた魔住職……。ぜえぜえ、少しばかり分が悪かったか」
度重なるスペルカード詠唱で体力を消耗し、遂に地面に膝をついた藍。それを確認すると白蓮は屋敷の中に駆け入り、蓮子と香霖堂店主の名を叫ぶ。
程なくして白蓮は二人を発見するとすぐに脱出を試みようとする。だが、それを許す九尾の狐ではなかった。
藍「生かして返さん! 何が何でもっ、蓮子を失うわけにはいかないのだ!」
再び彼女がスペルカードを掲げようとした矢先、空から地面に向けて何かしらの爆音が響いた。八雲亭の屋根が大きく揺らぎ、その衝撃がいかに大きいものであるかを物語る。
白蓮「あれはっ……!」
そこには妖怪の山上空で不気味な沈黙を続けていた首領蜂隊の母艦が幻想郷全域に見えるような巨大なホログラムを展開しようとしている光景があったのだ。
白蓮「何かあったのでしょうか? 様子を……あっ!」
藍「馬鹿め、戦いはまだ終わっていない。蓮子はいただくぞ」
一瞬のスキを突いての強奪。空中に浮かぶ巨大映像が展開されゆく中、蓮子をめぐって空中で再び戦闘を繰り広げていた。
銀翼と妖怪寺∀CE XVに続く……
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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