振り向くと巨大な金色のスズメバチを模した兵器が目の前に立ちはだかっていたのだ。これこそロンゲーナー大佐自らが使役する「獄滅極戮至高兵器『ゴールデン・ディザスター』」で間違いないだろう。

ロンゲーナー大佐「貴様が得た映像データは常に私の元に送られていることを忘れたかっ、この裏切り者め!」

赤いエレメントドール相手に凄んで見せる大佐。しかし朱理はまるで動じない。

朱理「アンタのことが気に食わなくなったのよ。マスターの方が仲間想いだし可愛いし、それに一度は裏切った私のことも快く迎え入れてくれたわ。アンタと違ってね!」

一瞬即発、だけど朱理一人に抱えさせるものか! 俺はまるで朱理を庇うように銀翼を発進させた。

貴方「そういう事だ。シーマを相手したのは感謝するが、だからといって幻想郷の多くの人類に手をかけることはこの俺が許さない!」

その後、後ろで縮こまるサイバリオンに目配せする。

貴方「衣玖とサイバリオンは先に地球に向かっていてくれ。俺と朱理で大佐の足止めを試みる。後で合流しよう」

その提案に驚くのは衣玖。

衣玖「通路を破壊されたら○○さんが帰ってこられなくなっちゃいます!」
貴方「通路の修復作業をドレミーに任せる。サグメは彼女の護衛役だ。やってくれるか?」

地上人である俺が月の民に命令下してその通りに動いてくれるかちょっと心配だったが、サグメは了承してくれた。

サグメ「わかった、○○が求めるのならば……」
ドレミー「緊急事態だものねー。地上人相手の指示にも従っちゃうわけだ。それとも何か別の感情が影響してたりして……いたぁい!」

おどける獏に鉄拳一発。とにかく方向は定まった。あとはこの大佐との戦闘に勝利するのみ!

ロンゲーナー大佐「なるほど、指揮力も鍛えられたか。腹立たしいまでに優秀である。だがもっとも望ましい形に進んで来ているのはとても愉快だ。我が幻想郷改竄素敵計画は君等の強い命を以ってついに完遂されることとなる。いよいよもって死ぬがよい。そして、さようなら」

そのスカした顔に一発ぶち込んでやる!



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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