ならば、少しでも早くゴールデンディザスターを無力化することを考えるのみだ。
貴方「そうだったな、朱理。ならばとっておきの一撃を浴びせかける。息を合わせるぞ!」
奴はこの俺を一人と言っていた。だがそんなことはない。幻想郷の平穏を取り戻すべく足掻き続けるのは何も俺だけではない。地球への道を修復するドレミーとサグメ、地球への先行部隊を買って出た衣玖さんとサイバリオン、今ここで己の正義のために戦う朱理。そして……いつだって俺の心の中でどんな時も俺の心が折れないようにと励ましてくれた「彼女」の存在も……!
貴方「ロンゲーナー大佐、一人ぼっちなのはむしろお前の方だ。すぐ傍に居なくても、心で繋がり合っている。そういった存在が俺を強くしてくれた。見せてやるぞ、白蓮との絆の力を!」
魔力は十分すぎるほどに滾っている。展開された4つのオプションが纏うオーラは蓮の蕾の形に変わっていく。銀翼は黄金に輝く紫雲に覆われる。
システムボイス「Variable
Arsenal,
Jet and
Resistance for
Assault.
Earl Viper...VAJRA MODE!!」
これが俺が幻想郷で会得した力。彼女と出会わなければ成り立たなかったアールバイパーの新たな姿。バジュラモードだ!
ロンゲーナー大佐「その姿になって何をするつもりだ……!?」
朱理「うふふ、何度見ても素敵よマスター♪ さて、私も本気を出させてもらうわ。ハイパーシステム、起動。システム臨界点までカウントスタート!」
間髪入れずにフォトントーピードを連射する。同時に朱理は金色のショットを放ち、ゴールデンディザスターの装甲を蜂の巣に変えていく。
ロンゲーナー大佐「ぐがっ、この私が押されている!? かくなる上は……」
逃げるつもりか? いいや、そんな筈はない。俺は知っている。この獄滅極戮至高兵器の中には更なる凶悪な存在が息をひそめていることを。
朱理「敵機内部より巨大な熱源反応! この反応は……」
貴方「『]-[|/34<#!(ヒバチ)』か!?」
大破してボロボロになったゴールデンディザスターから更なる怪物が解き放たれようとしている。一度それを許してしまえばさらに熾烈な戦いとなるだろう。
朱理「そうなる前にこのデカブツごと葬り去るわよ!」
合点だ。俺は深呼吸をしつつ精神を集中させると、「大魔法『魔神復誦』」の準備にかかる。
→
名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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