(その頃幻想郷、八雲亭周辺……)
蓮子を巡って白蓮と藍が戦いを続ける。原理は未だ白蓮には分かっていないようだが、藍は幻想郷をリセットするべく蓮子を我が物にしようとしているのだ。その暴挙を阻止するべく白蓮は戦いを挑んでいる。戦況は白蓮が優勢であったものの、上空に立体映像が展開されると、それに気を取られてしまった白蓮は藍の奇襲を受けて蓮子を再び奪われてしまう。
藍「ぜえぜえ……蓮子は渡さん! 幻想郷を幻想郷らしく残すためには……」
白蓮「そんなことを言っている場合ではありません! 何だか空の様子がおかしいですよっ?」
そこに映し出されたのはロンゲーナー大佐。藍はその姿に尋常ではない恐れを抱いているようだ。
藍「な、なんということだ! 魔住職、貴様の邪魔さえなかったら……」
映像が完全に展開されると、幻想郷全域に響きかねない大音量でその声が再生される。
ロンゲーナー大佐「○○の活躍により、幻想郷に脅威をもたらす反乱分子は鎮圧された。しばしは戦いのことは忘れ、ゆっくり休んでくれ」
○○や早苗であったらこの時点でよからぬことが起きることは察知できただろうが、この場には二人ともおらず、白蓮も字面通りにとらえている所であろう。恐らくは幻想郷のほとんどの住民も同じ気持ちを抱いている筈だ。
ロンゲーナー大佐「……と、言いたいところだが」
この時点でようやく何か裏があることに気付いた白蓮。素早く呪文を詠唱して身体強化の魔法をかけ直している。
ロンゲーナー大佐「この月面戦争で不幸にも博麗霊夢、そして八雲紫が犠牲となった。今やこの幻想郷の結界を管理できるものは存在しない。そこで幻想郷の未来をより輝けるものにするために、私はここから新しい秩序を築くことにした」
その威圧的な言動に蓮子が震える。彼女を庇うように守るのは白蓮ではなく藍であった。
藍「恐れていたことが……! 大丈夫だ、命を懸けてでも守り通して見せる」
ロンゲーナー大佐「異論はないな? これより反逆する者は私の獄滅極戮兵器群によって粛清することにする。この……風祝の小娘のようになっ!」
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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