(その頃、槐安通路周辺では……)
ロンゲーナー大佐ごとゴールデンディザスターを爆破させようとしたものの、一瞬の隙を突かれて「]-[|/34<#!(ヒバチ)」による脱出を許してしまった。しかも大佐の言うことが本当ならばあの中には囚われの早苗もいるというのだ。
ロンゲーナー大佐「涙と鼻水の用意はよろしいか?」
こちらの返答を待つこともなく、いきなりヒバチから赤色と青色の弾が渦を巻くように放たれた。上から見たら洗濯機が回転しているようにも見えるだろう。
物量もさることながら弾速が凄まじい。あんなのをいちいち回避するというのは高速で飛び回っているアールバイパーでは無理だ。俺はオプションを展開し、ネメシスにバースト砲を発射させる。
貴方「操術『リモートバースト』!」
設置バーストによる光の盾を展開する。これ以外に対策は考えられなかった。
朱理「それすっごく便利ね。攻撃は私に任せなさいな」
盾に守られながら朱理が直線的なショットをヒバチに当てていく。あのアホみたいな弾幕もバーストの前では無力と化してしまうのだ。だが、大佐は少しもうろたえる様子を見せない。
ロンゲーナー大佐「貴様の光の盾などとっくの昔に知っている。ならば、これはどうかな? 出でよ、ティガリリ!」
まるでヒバチ本体を守る様に周囲に展開された「ティガリリ」と呼ばれる小型オプション。その数実に10個。バイパーの展開できるオプションの数を優に超えている。倍以上じゃないか。
さすがにその全てがヒバチと同じ火力を持っているわけではなさそうだが、奴らの放つ紫色のレーザーがバーストによる盾を容赦なく引き裂いていったのだ。
朱理「あのレーザーを相殺するのにリモートバーストの火力では足りないわ!」
そうするとネメシスを格納せざるを得なくなる。だが、それは今も暴力的なまでに青い弾をばら撒いているヒバチの弾幕に俺達が晒されることも意味しているのだ。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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