そうするとネメシスを格納せざるを得なくなる。だが、それは今も暴力的なまでに青い弾をばら撒いているヒバチの弾幕に俺達が晒されることも意味しているのだ。
朱理「レーザーはマスターに任せるわ。αビームならばさすがに打ち勝つことが出来る筈よ。青い弾は私が撃ち落としてあげる」
息を合わせるように俺は魔力を銀翼に集中させる。一足先に朱理は黒色のショットを発して弾を迎撃し始めた。
貴方「すごいっ、これならいけるぞ!」
圧倒的弾幕は朱理のおかげでこちらまではほとんど到達しない。集中し、αビームを発するほどの魔力を得た。対するヒバチはというと相変わらずレーザーとショットの複合攻撃を続けているのみ。余程余裕があるのだろう。
貴方「いくぞっ、全無『αビーム』!」
あらん限りの魔力を青色のビームに変えてヒバチめがけて発射する。無数の小型ビットからのレーザーはこの青い暴力に次々と飲み込まれていく。よしっ、そのままヒバチも黒焦げになれっ……!
……いや、ダメだ。こちらのスペルカード宣言に合わせてヒバチはというと全身を覆う光のバリアを展開し始めたのだ。何かしらの防御を行ってくることまでは予測できたが、こちらとてαビーム。ガードを崩してやる。
ロンゲーナー大佐「無駄だ。いくら火力を上げたところでヒバチのバリアを砕くことは出来ぬ」
事実、多大な魔力を含んだ青いビームはヒバチのバリアに完全に阻まれてしまっている。
ロンゲーナー大佐「貴様の力も幻想郷の力も私の前では無力である。なぜなら、私も幻想郷の強き力を見てきたのだからな」
ギリと歯ぎしりをする音。そう、朱理を通じて大佐は今回の異変で敵対した相手の手の内を知ってしまっているのだ。朱理が悔しがるのも無理はない。
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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