地面に叩きつけられたまま全く動かない霊夢を侮蔑の眼差しで見下している青娥。霊夢が、博麗の巫女が死んだら結界が綻びて消滅するはずであったが、その予兆はまるで見られない。まだ辛うじて息があるのか、あるいは本当にブラフだったのか……。
青娥「結局はただのハッタリだったのね。もとより穴だらけ綻びだらけの結界に今更何の価値があるのやら。じきにそんなもの何の価値もなくなるというのに。あっはははは……」
ひとしきり高笑いした後、ようやく俺達に気が付いたようで、黄金の八面体と共に俺達に近づいてくる。
青娥はいつもの服装に加えて紺色のマントを羽織っていた。……いや、よく見るとマントではなくて男物の上着である。さらによく見るとそれがロンゲーナー大佐が生前身に着けていた軍服であることまで分かった。
貴方「やはり、ロンゲーナー大佐の言っていた『協力者』ってのは貴様のことだったのか!」
青娥「そうよ。幻想郷を素敵に改竄するの。わたくしとゴットヴィーンにかかればより強く、素敵に幻想郷を進化させられるのよ」
相変らず口調は呑気だが、その眼光がぎらぎらと光っているのを俺は見逃さなかった。
青娥「さて……と。ゴットヴィーンの件は残念だけど、これで邪魔者もいなくなったことだしわたくし一人でも計画は進めていかないとね」
そうはさせるかっ! 俺はレイディアントソードを展開し、白蓮と衣玖を守る様に前に躍り出て青娥と対峙した……!
銀翼と妖怪寺∀CE FINALに続く……
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名前:聖白蓮
身体強化率326%
お姉ちゃん!
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