つまり状況を覆す手段といえば雷光のレーザー砲のような高火力のもののみ。ならば仕方がない。こちらも高火力の一撃で対抗するしかない。

貴方「全無……」

ならば「αビーム」が最適解だ。奴がこっちにレーザーを撃ち込んだ瞬間にそのエネルギーすらも吸い取ってこちらの火力に充てれば……

サグメ「待って! このままだとドレミーが……」

いやダメだ。まずはこの通路を維持している彼女を救出しなくてはならない。壁越しにビーム合戦に持ち込むことはすなわちこの通路に風穴を開けてしまうことに等しい。ならば奴と戦うのはその後だ。悔しいがしばらくは奴を放っておくほかない。

貴方「よし、ドレミーの救出が最優先だ。ついてこい、サグメ!」
サグメ「……(こくこく)」

砲撃の鳴りやまない槐安通路の中、今も一人で戦い続けているであろう獏の少女を探す。そんな俺達を阻むように剥がれた壁の破片が、どこからか紛れ込んできた首領蜂隊の小型機が迫ってきた。

貴方「操術『サイビット・サイファ』!」

魔力を纏いホーミングするオプション達の後ろで、サグメも多数の攻撃用ポッドを呼び出して援護射撃を行っている。

決して順調ではないが通路の奥へ奥へと突き進んでいく。地球が随分と大きく見えるようになってきた。そして俺達はようやく見つけたのだ。たった一人で通路を維持するべくこの場に残ることを選んだ彼女のことを。

サグメ「ドレミー! これ以上はもたないわ。もういい、もう避難するべきよ」

手負いの獏をサグメがおぶる。その次の瞬間、外側で砲撃を続けていた雷光がその砲台をキラリと光らせ始めた。それも左右同時に。まずいっ、本格的に破壊に持ち込むつもりだ!

サグメ「○○っ!!」

自然と銀翼は二人を庇うように飛翔していた。展開したオプションの魔力を機体前方に集中させながら。今も青白いオーラを纏い、純粋な魔力の塊を撃ち出さんと操縦桿を力強く握る。

貴方「αビーム!」

ついに大きな穴をあけた槐安通路の壁。その直後、俺は青白い魔力をビームの形に変えて一気に発射させた。周囲はおびただしい光で包まれていく……。



名前:聖白蓮
身体強化率326%

お姉ちゃん!

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